そもそも話

そもそもは10年ほど前のこと。和歌山城近くの天理教の教会が雅楽練習の会場となり、出講して通された部屋に座るなり、背後に強烈な人の気配がふたつ。でも振り向いても人はいませんでした。その2体が何故か私の体内にじわじわと入ってくる感覚たるや、これが憑依か・・・いきなりド体調不良。それが苦しい中、生徒さんに課題曲を吹いてみせると、曲の途中で首の後ろあたりから天に向かってその2体がスコーンと抜けていったのです。そしていきなり体調回復。ひょっとして憑依した霊は龍笛の演奏で浄化される？？。その後各地に出講するたびに同じような体験を繰り返すようになりました。いやいや待てよ、私は霊能者なんてまっぴらゴメン。そんなあるとき、憑依しないまま私の周辺に寄り添う無数の人の気配に、これはどういう現象なんだろうと思いつつ、龍笛を吹くとその存在は同じように私を通過して首の後ろあたりから天に向かってスコーンと抜けていったのでした。普段読書などしない私ですが、友人知人家族などから勧められた本には一応目を通します。それら目を通した本が、それからはまるで皆で示し合わせたかのように次元上昇に関連するものばかりで、でもそのお陰で今自分が置かれている状況を把握できたように思います。でもできれば大きな勘違いであって欲しい・・・。でもそれからは不成仏霊に憑依されることはほとんどなくなりました。時々私を浄霊者と勘違いして憑依してくる不成仏霊はいますが、基本的には役割が異なるので、霊達からは見分けがつくみたいです。一冊の本に偏らず、私が得た知識を比較しながら総合的に判断すると、どうやら霊界の入り口は既に閉じられているらしい。何故入り口だけ？？。つまり何十億年も続いてきたあらゆる生物の輪廻転生は終了し、あとは霊界に残っているあらゆる生物の魂が現在の地球に生まれ出尽くすと、霊界は閉店ガラガラ。ですから今回が最初で最後の人間も結構いるみたいです。何故なら人間としてこの世に生まれ出るのが最も意識レベル向上、つまり次元上昇に効果的だからだとか。明治はじめに15億程度だった世界人口が今や60億をはるかに超え、まだまだ増えるみたいです。人生修行が一番の次元上昇につながる？。実に宗教的な発想ですが、これを世界でも有名な経済学者や経営学者、或いは教育学者が語っていることに驚きます。何十億年も輪廻転生を続けてきた魂達は、その道中で意識レベルを5次元以上に上昇させたものは、4次元界の時空の制約を受けなくなり、各々の意識レベルに見合った場所を求めて宇宙に旅立っていくのだそうです。？？？。だったら大きな疑問がふたつ。霊界から現在の地球にあらゆる生物が生まれ出尽くしたあと、その生物が死を迎えると、この地球はどうなる？。それから意識レベルが5次元以上にまで達しなかった魂はどこに行く？。ひとつめの疑問に対する答えは、地球は原始地球、つまり鉱物だけの星と化する。えっ？いつごろ？。そんなことは私にはわかりません。ふたつめの答えは、生物が死ぬと物質の制約が解かれるので、目には見えない3.5次元で存在することとなります。いわゆる魂の状態です。しかし魂はまだ時空の制約を受けているので地球上に留まることとなります。地球に留まっている魂は4次元を超えられないでいる魂です。その3.5次元に留まっている魂は特殊な音楽等によって波動が調整されると一時的に4次元空間に入ることができます。4次元空間では多くの5次元以上の高次元意識体が待っており、それぞれの魂を見極めて、そのぞれに見合った宇宙のどこかに引率していってくれるそうです。私はその3.5次元に留まっている魂を雅楽演奏により一時的に波動を調整して4次元空間に送るだけの、ただの転送係です。たぶんこの役目を持った人は日本国内はもとより世界中にたくさんいると思います。大量転送装置は日本では神社仏閣が主ですが、他国では大聖堂であったり、モスクであったり、神木であったりと様々かと思われます。

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