唱歌の意味を思い知らされる


これも夢有の戯言だと思って、どうぞ本気で読まないで下さいね。

2015年10月12日のこと。香川の妻の実家滞在中、今までそんな事したことも無いのに、何を思ったか午後7時を過ぎてから、「ちょっと歩いてくるわ」とウォーキングをはじめた私でした。正直申しますと、季節の変わり目に一汗かいておいしいビールを飲みたかっただけ。通常ウォーキングは早朝に多度津桃陵公園の自分が決めたコースを1時間かけて歩くのですが、夜の桃陵公園はまるでおもむきが異なり、他に歩いている人もなく、同じコースを歩いているとは思えないような薄暗くて少々異様な雰囲気なのでした。それでも何事も無くウォーキングを終え、さあてお風呂でさっぱりしてから待ちに待ったビール・・・のはずが・・・、風呂上がりからド体調不良になってしまいました。何人かタチの悪いのを連れてきたのかな?。いつもの晩酌酒量の5分の1程で夕食を終え、苦しさからろくろく眠れないまま、翌日の13日は岡山出張レッスン2件です。当日は生徒さん達の前では出来るだけ苦しい顔をしないように心がけ、お稽古の中で数体は天に転送できたかな?。何とかその日はやり過ごし、やっとの思いで香川までたどり着いたのですが、まだまだ未転送の方々がおられるみたいで体調不良は解消されません。それとも何かの病気になったか。次の日14日も別件岡山出張です。難儀な事に、私の場合、病気による体調不良と憑依されての体調不をなかなか判別できないのです。13日の夜もろくろく眠れず、でも生徒さんが待って下さっているので、こんな事が言い訳になるはずも無く、14日の朝、妻が「お父さん顔色相当悪いけど大丈夫?」と心配する中、体調不良のまま香川を出発したのでした。妻の実家は住宅密集地にて龍笛の演奏は不可なので、奏楽での転送は出来ないのです。出発したものの、いよいよ車の運転も怪しくなってきました。そこで苦し紛れに思いついたのは、何と唱歌でした。お坊様の読経や声明で転送できるのであれば、ひょっとしたら唱歌で転送できるかも・・・。私は藁にもすがる思いで瀬戸大橋を渡る車中で、いきなり大声で盤渉調青海波の唱歌をはじめたのでした。恐らくこれまでの人生で最も真剣に唱歌をしたと思います。唱歌を終える頃、カーナビが「岡山県に入りました」と。うん??、何かおかしいぞ。あれっ?体調が回復してしまいました。これで病気による体調不良でなかった事が判明。その日は香川帰着が23時前後だというのに、あまりに元気はつらつな私を見るなり、妻が「お父さん大丈夫?」と。


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