転送の旅 Part ６
2015年8月21日午前9時前に再び道の駅霧島に到着。天気は回復していたのですが、展望台から見ても桜島は少ししか見えませんでした。だったら鹿児島湾まで行ってから見ようと思い出発です。途中コインランドリーを見かけたので立ち寄ることにしました。取りあえず登山でドロドロになった服一式や着替えを洗濯しておかないと。洗剤も柔軟剤も全て自動で入れてくれて乾燥終了まで55分800円の表示だったので800円を投入し洗濯スタートを確認してからしばし車で休憩です。1時間経過してコインランドリーに戻ってみると何故か洗濯完了まで45分のところでフリーズしていました。私、こういうことよくあるんです。大抵の場合、私の気持ちがハイになっているときです。ランドリーのオーナーに電話したら隣の家からご婦人さんが出てこられて、「あら、どうしましょう。今まで故障したことが無いのでどうしたらいいかわからないわ」。右往左往しながらメーカーに電話をして指示を仰いでいますが機械をリセットできません。何とか扉が開いたので水浸しの服達を隣の洗濯機に入れて、オーナーさんが800円入れてくれて再び最初から洗濯です。まあ急ぐ旅ではないので再び車で休憩していると、オーナーさんが「申し訳ありません」とペットボトルのお茶を差し入れてくれました。ちょうどのどが渇いていたのでありがたい。はじめての故障遭遇者が滋賀からの旅人だったとは、またこれも一興。車で休憩していると目の前の道路で接触事故。洗濯を終えて道路に出たら２台前の教習車が接触事故。なんだかトラブルめいてるなあ。そんなこんなで湾まで辿り着いたのがお昼前。このかたち、噴火で崩さないでね、と噴火警戒レベル4の桜島の雄姿を撮り終えてから近くのコンビニでおにぎりを買って昼食を済ませ、昨日より福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島と走ってきたのだから、このまま帰っては佐賀と長崎に失礼だと思い、一路水俣方面にハンドルをきったのでした。再び熊本県に入り、水俣市、八代市、宇土市、玉名市、福岡県大牟田氏と通過して日が暮れ、突然の集中豪雨の中、カーナビいわく「佐賀県に入りました」。ほどなくして豪雨はおさまり辺りを見ると、どうもどこかに似ているような。そうだ、琵琶湖を左に見ながら滋賀県の野洲辺りを走っているときの感じにそっくり。佐賀ナンバーの車に混じってポツンと私の滋賀ナンバーの車。まあ佐賀も滋賀もネームバリュー的には似たようなものかとひとり笑いしながら鹿島市のひぜん祐徳温泉宝乃湯で本日早朝高千穂登山の疲れを癒やし、道の駅鹿島で車中泊です。つづく。