つながっていた


広島県呉市にある天理教廣誠分教会の三浦先生とは長いお付き合いなのですが、一度も教会に伺ったことはなく、2015年1月2日がはじめての教会訪問となりました。この教会は初吹き会と称して毎年1月2日に信者さんではない一般の方を対象に神殿内で雅楽ミニコンサートの後、新年会と称した大宴会をしており、ミニコンサートで龍笛のお手伝いをすることになったのです。全ての行事が終了して片付けも終わった頃、ストーブを囲みながら、末娘のはなちゃんを紹介していただきました。はなちゃんは今年東京芸大邦楽科を笙奏者として卒業で、正月休みで里帰りしており、ミニコンサートでは一緒に演奏したのですが、慌ただしかったため、リハもなく奏者同士の紹介が出来ていなかったのです。
2月11日、これも初参加で大阪堺市の天理教中堺分教会の新年会に顔を出しました。この教会は1月はとても忙しいので、毎年2月11日を新年会と称して同じく神殿内で雅楽を奏した後、盛大な宴会をしているとのこと。私は当日突然舞楽を含め全ての演奏の太鼓を命じられましたが、とても楽しく過ごせました。そして宴会です。そこでその日、舞楽賀殿の舞人をつとめた和歌山丹生都比売神社の宮司の奥さんから5月16日の舞楽法会のことを聞かされ、お手伝いすることとなりました。
5月16日の舞楽法会の雅楽は、高野山真言宗で唯一公認の神奈川雅楽部という団体が担当するのですが、臨時講師というかたちで加勢することになり、一度は練習に出て欲しいというので、4月1日に横浜市の観護寺に赴きました。すると、観護寺の練習会に1月2日に広島で出会った三浦はなちゃんがいるのです。はなちゃんも加勢を頼まれて来たとのこと。私もはなちゃんも丹生都比売神社の奥さんから頼まれはしましたが、奥さんは広島の三浦先生とは交流はないのです。
5月15日丹生都比売神社にて前日リハーサルがあり、その場ではじめて顔合わせをする方も数人おり、メンバーが社務所前に集合したときのことです。私に向かって、初めまして、と挨拶をする若い女の子。はじめましては違うやろう。君、1月2日の広島でのミニコンサートで横で篳篥吹いてなかったかい?。しかもその後の宴会で私の真向かいに座っていたやないか。えーっ!。宴会の時は来賓だと思っていたのではっきり顔は見ていませんでした。ましてやこんなところでご一緒するとは思ってなかったので全く気づきませんでした。そういえば一緒に吹きました・・・。その若い女の子は國本淑恵ちゃんという子で、彼女も東京芸大卒の篳篥奏者で、1月2日の広島とは別ルートで加勢に来たのでした。な〜んだ、全部つながっていたんだ。これで1月2日広島、2月11日大阪、4月1日横浜、5月15日16日和歌山が全てつながりました。


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